Birthday

2012.12.01 Saturday

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2012.12.01 Saturday
朝早いイベントや仕事で、「だるいなあ」なんて思うときがある。
だけどそこには、わたしが「だるいなあ」と思うよりも前に、
その場所を整えておいてくれている存在がある。

成田からエアアジアで福岡にもどるとき、朝7時の便に乗るため
(交通の都合もあって)4時半には空港にいた。
空港に着くまでの道は真っ暗で、さっきまで明るかったはずの街も眠っているようで
いっそう気だるくなる。
けれど空港に着いたら、ゲートを開けてくれる人、
空港内に明かりをともしておいてくれた人、売店の準備をする人もいて、
トイレもきれいに掃除されていて。
そもそも空港に送り届けてくれた深夜バスの運転手さんがいて、
降りるときに優しく「お疲れさまでした」と声をかけてくれた。
重たかった気分が、人の気配でずいぶんと軽くなった。

わたしが「朝早くてどうしよう、しんどい」と思ったりするとき、
そこにはもっと早い朝に、自分を含め誰かが来るのを迎え入れるため、
その場所を整えてくれている沢山の人たちがいてくれることを思う。

あまりに眠くて空港の椅子で横になってぐうぐう眠ったのはあれで最初で最後だと思うけれど、今でも、あの早朝の空港でてきぱきと働いていた人たちのことを思い出す。

自分がここにいられることは、誰かがすこしずつこの場所や環境を作ってくれているからなのだ。


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ayairo
福岡在住。
ウェブをつくる仕事を、細々と。
丈夫で、大丈夫な人になりたいです。
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